一戸建て建築コラムトイレ設備の基礎知識
その142 トイレ設備の基礎知識――便器の種類 その9
高級、つまり値段の高い便器には、リモコンがつく。リモコンでは温水洗浄便座の操作ができる。シャワーを出す。止めるだけでなく、湯量、湯温の調整、シャワーの種類(バイブレーションとか、柔らかシャワーなど)を選ぶための操作だ。 さらに、便器内の水を流す操作もリモコンで行うことができる。 このリモコン、果たして便利なものなのか、そんなものいらない、というべきモノなのか……。
例えば、腰を痛めたときなど、男子小用の後、水を流すレバーまで手を伸ばすのがつらいことがある。そんなときも、リモコンなら無理なく手が届く範囲にあるので困らない。 次に、「大」のとき。腰掛けたまま、一度水を流したいと思うときも重宝する。背後にレバーがあっても、腰掛けたまま手を伸ばせばいいじゃないかと思うかもしれない。しかし、年をとると体の柔軟性が落ち、簡単には体がまわらなくなる。私のように体の硬い中年男には特に便利と評価できる。 リモコンは壁の好きな位置にセットでき、取り外して持つことも可能。だから、片手を痛めたときなども操作しやすいという利点もある。 短所としては、客が使用する際、水の流し方が分からず、往生することがあるということ。用を足した後、流し方が分からないと人を呼ぶのをためらい、しばらくトイレ内で思案することになりがち。お客さんをトイレに案内するときには、あらかじめ、操作方法を教えておく必要がある。短所としてはそれくらい。 リモコンは電池で動き、それを交換する必要があるが、我が家の場合、1年使ってもまだ電池は交換していない。省エネにもなっているようだ。 2010年07月21日
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