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一戸建て建築コラム

誤解が起きやすい設備
その179 誤解が起きやすい設備 その13――温水洗浄便座はお湯がなくなりやすい?

 家を新築するとき、今はトイレに新品の温水洗浄便座を付けることが多い。ウォシュレットやシャワートイレなどの商品名で知られる温水洗浄便座は「お湯でお尻を洗う」もの。そのタイプには2種類がある。  

 タンク内でお湯をつくって貯める貯湯式というのが従来からあるタイプ。タンクの中に水を貯めて電気で加熱し、保温する方式だ。この貯湯式では「湯切れ」が起きやすかった。

 いい気になってお尻を洗いすぎると、タンク内のお湯がなくなり、水が出てくるという現象だ。ひとたび湯切れが起きると、再びお湯が出るようになるまで時間がかかるという短所もあった。


 そのため、トイレを頻繁に使う朝は、「家族が出た後、トイレに入り、ボタンを押したら水が出てきた」という事態も起きがち。

 このような短所を解消するために誕生したのが、「瞬間式」の温水洗浄便座。瞬間湯沸かし式とも呼ばれる方式で、タンクを備えず、水道から供給される水を瞬間的に加熱し、お湯にして噴出させる方式を指す。

 瞬間式であれば、湯切れの心配がない。もちろん、断水や停電が起きたら、即座に湯が出なくなるのだが、断水・停電が起きない限り、お尻を洗いすぎても、湯切れが起きない。トイレに入る人が続いても湯切れの問題がないというわけだ。
 

 メリットの大きい瞬間式温水洗浄便座だが、短所は貯湯式よりも値段が高いこと。加えて、使用時の消費電力が大きいという短所もある。水を瞬間的にお湯にするため、大量の電気を使ってしまうわけだ。

 しかし、貯湯式の場合、タンク内のお湯を絶えず保温するため、トータルでは瞬間式のほうが省エネとされる。瞬間式の場合、便座の保温も瞬間式になるため、待機電力が省かれ、その点でも省エネが実現する。

 湯切れが心配な家庭では、製品価格が多少高くても瞬間式を検討してみるとよいだろう。

2012年01月24日

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