一戸建て購入コラム一戸建ての素朴な疑問
一戸建ての素朴な疑問――この言葉はどういう意味?――私道負担あり
このところ、大規模住宅地に関連する用語解説が多かったので、今回は規模の小さな戸建て住宅地に生じがちな言葉を解説しよう。そのひとつが、「私道負担あり」という言葉である。 私道というのは、私有地を多くの人が通る道として使わせること。市や町、県、国の所有する土地を道として使う「公道」に対する言葉である。 そこで、「私道負担あり」という言葉の意味は何か。 “翻訳”すると、「この住宅を買った人は、敷地を一部私道として提供してもらうことが条件になります」ということになる。 具体的に説明しよう。 公道から袋小路が伸び、その袋小路に面して10軒の家が建っているとしよう。その10軒のうち、公道に面した2軒は公道に直接出ることができる。しかし、残り8軒は袋小路を通らなければ公道まで出ることができない。 このような袋小路は「私道」になっていることが多いのだ。 例えば、公道に面して縦長の倉庫があったとする。この倉庫が廃業して住宅地に変わるという場合、中央に袋小路を設け、袋小路に面して家を建てる――先の10軒のような構成になりやすい。 上記のような場合、袋小路は10軒の敷地を少しずつ出し合ってつくりあげる。このように、袋小路=私道をつくるために、敷地の一部を提供してもらうことになっています、というのが「私道負担あり」の内容なのである、 この場合、私道として提供した部分は、自分の敷地であっても勝手に使うことはできない。私道としてずっと使い続けるという約束を守らなければならない。 「私道負担あり」の住宅は、そのことを理解して購入しなければならないのだ。 2010年07月27日
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